水引はただの荷物の目印だった!?

JUGEMテーマ:雑学

 

結婚式やお葬式、お祝いなど、人生の節目に当たる時の金一封や贈答品には、必ず水引という紅白や白黒の細い帯紐の飾りが付いています。

 

水引の色で祝儀・不祝儀を使い分けられる「あわび結び」、一度切りで繰り返さない「結び切り」、何度も良いことが起きるようにという「より返し」、縁を切らないようにと余った水引を切らずに輪にする「引き結び」、何度あっても結び直しができるのを良しとする「りぼん結び」など、いろいろな結び方があり、形によって用途もさまざま。

 

見た目も華やかで、お祝いの場合はいかにも「縁を結ぶ」ありがたいもの、不祝儀の場合は荘厳なものという感じがいたしますが、実はこれ、もともとはそんな深い意味はなく、単に荷物の印だったというのです。

 

室町時代、中国から入ってくる輸入品には、すべての箱に赤と白の紐が縛り付けてありました。中国の人からすると、単に輸出品の目印として縛っていただけだったのだそうです。一度結んだらほどけない結び方をして、「未開封」の印にしたのかもしれませんね。

 

ところが日本から見るとおめでたい紅白の紐だったため、日本古来からあった「結び」の信仰につながったのだとか。不祝儀の際は、ほどけない結び方であることから「一度切り」という意味で使われるようになったようです。

 

結びの信仰とは、何かを結ぶことで結び目に魂が入り、贈る人の所へ贈り主の心を運ぶという考え方だそうで、万物に魂が宿ると信じ、人や物に心を寄せることを日常としたいにしえの日本人らしい捉え方です。今度、水引の付いたご祝儀袋を使う時には、相手への感謝や寿ぎの心をしっかり結び目に込めましょう。

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  • 2020.06.30 Tuesday

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