消化液はなぜ胃を溶かさないの?

JUGEMテーマ:雑学

 

今の時期、つい食べ過ぎ飲み過ぎてしまい、お腹がはち切れそうな苦しい思いをした人もいるでしょう。でも、どんなにたくさん食べてもいつかは消化してくれます。胃液は強い酸性の液体で、タンパク質を分解する酵素が含まれているため、胃の中に入った食べ物はすべて消化されてしまうのです。でも、胃そのものがタンパク質でできているのに、なぜ消化されてしまわないのでしょう?

 

それは胃液の中に、胃壁を守るバリヤー成分が含まれているから。胃液の中の分解酵素であるペプシンと胃酸が強力に消化を促すのに対し、ムチンという成分が胃の粘膜を保護して自己消化するのを防いでいるのだそうです。ただし、この働きをするのは生体の場合だけ。胃を切り離して取り出し、胃液に浸けると溶けてしまうそうです。

 

また、粘液や血流が減少して防御する力が弱まり、胃粘膜の働きが悪くなって胃壁に穴が空いてしまう現象が胃潰瘍。ストレスや喫煙が原因などと言われますが、それ以外にもピロリ菌の感染や、解熱鎮痛剤などに使われる非ステロイド性抗炎症薬の内服などがあるようです。

 

他の臓器と違って、胃は自分で働かせ具合をコントロールできる唯一の器官と言えます。ちょっと過酷に働かせ過ぎたかな?と思ったら、消化に良い食べ物や薄味の食べ物などで、やさしく労わってあげてください。

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  • 2020.02.21 Friday

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