内と外を緩やかに仕切る暖簾の魅力

JUGEMテーマ:雑学

 

居酒屋さんの入り口などでお馴染みの暖簾(のれん)。片手でめくり上げて「やってる?」なんて入っていくのが常連ぽくていいですよね。この暖簾、外国では見かけない日本独自のものなのだとか。

 

部屋を仕切ったり、雨風をしのぐために入り口や屋内にかけられたそうで、平安時代の絵巻物には既に描かれています。宮殿や神社では御簾と呼ばれる竹や葦を編んだ仕切りがあったことから、日本では布で境界を仕切るという文化が広まったとも考えられます。

 

室町時代になると商家が文様などを入れて看板として使い始め、江戸時代になると業種によって色や意匠を変えるなど広告メディアとしての役割を持つようになりました。

 

暖簾の役割はそれだけではありません。お客さんを店の中へ呼び込む力があるようです。扉が閉まり、中の様子が全然分からない店には入りにくいですよね。暖簾だとのぞけるから戸を開けるより抵抗がなく、かといって丸見えではないので中の人も気になりません。

 

また夜は、店内から暖簾越しに明かりがもれて目を引きます。暖簾だけでなく、障子、縁側や中庭など、内と外をはっきり分けるのではなく通過自在性をもって空間を仕切るあたりが、いかにも日本らしい気がします。

 

かつて居酒屋さんやご飯屋さんでは、食べ終わったお客が帰りがけに汚れた指を暖簾でちょっと拭いていくという習慣があったため、暖簾が汚れている店ほど繁盛していると言われたのだとか。

 

建物の入り口はお店の顔。お店を運営されている方、個性的な暖簾であなたの店お店らしさをPRしてみてはいかがでしょう。

スポンサーサイト

  • author: スポンサードリンク
  • 2020.02.21 Friday

この記事に対するコメント

コメントする