.猫のキャットウォークのヒミツ

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「犬も歩けば、猫も歩く」…犬も歩けば棒に当たるのことわざをパロディにしたこんなコントを、坂本龍一さんなどが所属したテクノバンドYMOとスネークマンショーというコントユニットが1980年代にアルバムに収録していました。なるほど、確かに歩くよなあと笑ったものです。

 

犬も歩けば猫も歩く、そんな当たり前のことですが、犬と猫の歩き方に違いがあるってご存じですか?

 

私たちが通常歩く時は、右足と左手、左足と右手が同時に前へ出ます。同様に、歩く時は右前脚と左後脚、左前脚と右後脚が前に出るのが犬です。いわゆる対側型動作です。ところが猫は、右の前脚と後脚、左の前脚と後脚が同時に出る同側型動作なのです。運動会の行進などで緊張して右手と右足、左手と左足を同時に出して歩いてしまうあの形ですね。

 

えー!そうなの!?あんなに猛スピードで走ったりしているのに?とよくよく猫の動きを見てみると、まったく同時ではないものの、確かに右前後脚、左前後脚が出ていました。この歩行法は「ナンバ歩き」と言われ、江戸時代までは日本人もやっていたというのですから驚きです。

 

言われてみれば、能や歌舞伎、日本舞踊などでそういう歩き方を見かけますし、お相撲のすり足しながら手を出す「鉄砲」という動作も右手右足、左手左足を出しています。浮世絵に登場する人物のる歩き方や、佐川急便さんの飛脚マークもそうなっています。

 

そんな日本古来の歩き方も、明治になって着物から洋服に変わったり、学校教育に西洋式軍事訓練が取り入れられたことなどで廃れたと言われています。でもこのナンバ歩きは、筋肉や関節に余分な力がかからず楽に前進できるので、今はリハビリなどに取り入れられているのだとか。他にも、長時間歩いても疲れない、坂道や階段を楽に昇れるなどのメリットがあるそうです。

 

知ってか知らずか、猫のしなやかなキャットウォークは、体に負担の少ない歩き方だったんですね。

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  • 2019.10.21 Monday

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