1両=1円=1ドル??

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時代劇でよく目にする小判。鼠小僧が悪代官の屋敷から盗み出した小判を貧しい町人の家にチャリーンと投げ入れるのを見たりすると、あれでどれぐらい生活が助かるのかな?なんて思ってしまいます。

 

お金の価値は時代によって変わりますが、日本銀行金融研究所貨幣博物館が当時のモノの値段を現代と比べる方法で行った試算によると、1両は、米一石(約150kg)で63,000円、大工さんの賃金だと23人分で約350,000円、おそば約406杯で1214万円ぐらいのようです。江戸時代と比べて今の方が人件費が高いということがよく分かりますね。

 

この両という単位は貨幣が生まれる前から使われていて、平安時代には砂金を紙に包んで「金何両」と表示していたそうです。それからずっと使われ続け、廃止されたのは明治に貨幣単位が円になった時。明治政府が旧幕府の使っていた「両」を嫌って新しく名付けたと言われています。

 

幕末には大量のメキシコ銀貨の1ドルが流れ込んできました。この換算をどうするか幕府とハリスが交渉し、最初は銀の含有量を元に1ドル=3分銀と決めました。しかし、金の含有量に基づくと1両(天保小判)=4ドルだったため、メキシコドル4枚→1分銀12枚→小判3枚→メキシコドル12枚と、両替するだけで外国人商人が利益を上げられることになってしまったのです。

 

開国後に大量の小判が海外へ流出してしまったため、幕府は金の含有量を減らした万延小判を新たに発行して1ドル=1両とし、明治になると1ドル=1両=1円へと切り替えたそうです。

 

この頃の1円は今の2万円ぐらいの価値だったそうで、1ドルも2万円と相当な円安ドル高でした。ちなみに11gの天保小判を現在の金の相場(1g4800円)だけで換算すると、金の含有量が57%として約3万円ほどでしょうか。でも古物商の取引額を見ると骨董の価値が加算されて税込で30万円などになっています。物の価値って本当に分からないものですね。

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  • 2019.10.21 Monday

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