年寄りの冷や水は隅田川の水だった?

JUGEMテーマ:雑学

 

TVで年配の女優さんが共演者を気遣うようなコメントをされた後、「年寄りの冷や水です」と言ってテヘペロ的に微笑まれたのを見て、かわいらしい優しさを感じました。でも年寄りの冷や水って何だっけ?

 

調べてみると年寄りに相応しくない危険な言動や、差し出がましい行為を警告する言葉とあります。そしてこの冷や水というのは、ただの冷たい水ではなく隅田川の水のことなのだとか。

 

遡ること江戸時代。江戸の町は井戸を掘っても塩水が出て飲める水があまりありませんでした。そこで幕府は1590年に小石川上水、神田上水などの水道を引きました。

 

時代劇などで「水道の水で産湯をつかった江戸っ子だ」とタンカを切るのも、江戸っ子にとって水道が自慢だったんですね。もちろん今のように蛇口をひねると水が出るわけではなく、水源から流れてきた水を街中に設置してある井戸へ供給するしくみだったようです。

 

でもこの自慢の水道も、もともと水源の水量が少なかったり、大名屋敷が贅沢に水を使ったりするため、すぐに水不足に。そこで生まれたのが水屋という商売。いわゆる水売りです。

 

隅田川から汲んだ水を桶に入れ、街中を売り歩いたそうなのですが、何しろ隅田川の水ですからあまり衛生的とは言えません。元気な若者ならまだしも、年寄りが飲んでお腹をこわすことが多かったことから、年甲斐もないことをする例えとして「年寄りの冷や水」という言葉が生まれたのだそうです。やがて水道の整備が進むと水屋はすたれていきました。

 

言葉も時代と共に消えていくものですが、「年寄りの冷や水」という言葉が残っているというのは、いつの時代も年甲斐のない年寄りが多いということなのでしょうか。

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  • 2018.11.30 Friday

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