十一面観音の後ろの正面はどんな顔?

JUGEMテーマ:雑学

 

寺ガール、御朱印ガールなど、神社仏閣の散策を楽しむ人たちが増えています。女性に限らず、静かなお寺や神社の空気は訪れるだけで身が清められる感じがします。また仏像と向き合うことで癒されたり励まされたり、自分を見つめるキッカケになる人もいるでしょう。仏さまの姿に芸術的な美を見つけるのも楽しみのひとつですね。

 

人気の仏像と言えば、天平の美少年・奈良興福寺の阿修羅像、東洋のミューズ・秋篠寺の伎芸天立像、アルカイックスマイル・中宮寺の菩薩半跏像などさまざまな仏さまがありますが、滋賀県向源寺の十一面観音立像もそのひとつ。エキゾチックなお顔立ち、美しくくびれた腰、スラリとしたプロポーションは、東洋のビーナスと呼ばれる所以です。

 

十一面観音さまと言えば、頭上に11個の顔があり苦しむ人を見つけるために全方位を向いていると言われる仏さま。このおごそかな十一面観音さまの真後ろのお顔はどうなっているかご存知ですか?実は大きな口を開けてめっちゃ笑っているのです。

 

頭上のお顔のうち、正面の3面は静かな菩薩面、左3面は怒った瞋怒(ふんぬ)面、右3面は牙を出した狗牙上出(くげじょうしゅつ)面、そして後ろの1面は暴悪大笑面といって、悪行を大笑いで改心させる顔、または最も邪悪なものを圧倒する力を表していると言われます。

 

向源寺の十一面観音立像は立ち居姿がとても美しいことから、収蔵庫を建設する際に見学に来た人が後ろも見られるように設計されており、ガラスケースにも入っていないので、同じ空間でゆったり観られるようです。

 

近くには桜の名所である高時川の堤防もあります。うららかな季節、お花見をしながら日本の彫刻史上最高傑作とも言われる国宝の美仏像が大笑いをしている後姿を一度拝見しに出かけてみてはいかがでしょう。

スポンサーサイト

  • author: スポンサードリンク
  • 2018.03.27 Tuesday

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事に対するコメント

コメントする