虫だけど昆虫じゃない虫たち?

JUGEMテーマ:雑学

 

世の中には虫が大嫌いな人もいれば、大好きな人もいます。そもそも虫の定義って何なのでしょう?

 

今のように生物学など整っていなかった時代、昔の人は小さくて毛のない生物全般を虫と呼んでいたようです。ですので、蛇やミミズ、ナメクジ、カタツムリも虫でした。ところが明治時代になり、生物学の考え方が入ってくると、科学的に生物を分類する呼び名が必要になりました。そこで生まれたのが昆虫という言葉。

 

昆虫の定義とは、体が頭部・胸部・腹部の3つに分かれており、さらに胸部は前・中・後ろと分かれていて、それぞれに1対ずつ計6本の脚が付いていること、胸部に4枚の羽が付いていることとされました。ただし例外もあり、羽が2枚しかないハエや、羽がまったくないアリ、前足が退化して4本脚になったタテハチョウなども昆虫とみなされます。一方、脚が8本のクモや14本のダンゴムシ、数十本のムカデなどは虫ではあっても昆虫ではありません。

 

ではなぜ昆虫は6本脚なのでしょう?ムカデのようにたくさん脚がある虫でも、歩く時は、前に出す脚、地面に着いて体を支える脚、後ろから蹴りだす脚と3種類の動きをするそうです。つまり左右で6本の脚があればうまく歩ける訳で、昆虫はムカデのような多足類から進化するうちに脚の数を減らし、効率的な6本脚に収まったと考えられているようです。

 

昔の人は小さな存在を「いとあはれなり」と言って慈しんでいました。虫もその対象です。枕草子や更科日記など女性が書いた文章にもよく虫が登場しますし、堤中納言物語には「虫愛づる姫君」という毛虫や芋虫などをたくさん飼っているお姫様の話もあります。嫌いな人は嫌いだったでしょうが、自然がもっと身近だった時代、今より小さい生命の儚さを慈しむ気持ちが強かったのかもしれませんね。

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  • 2017.10.16 Monday

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