初心者にピアノの楽しさを教えてくれる曲

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もしもピアノが弾けたなら西田敏行さんの歌ではありませんが、そう思っている人もいるかと思います。そんな人でも何か1曲ぐらい弾ける曲があるとすれば、それは「ねこふんじゃった」ではないでしょうか。

 

まだ楽譜が読めない子供でも、弾く人の指の動きを真似することで、なんとなく弾けるようになったりします。これを譜面にすると#6個も付いてとても難しそうなのに、実際に弾いてみると意外と簡単。つまり、譜面を読むより、見よう見まねで覚えた方が弾きやすい曲ということなんですね。

 

曲調がコミカルで楽しく、しかも黒鍵を多用したり腕を交差させたりするから、名ピアニストになった気分が味わえます。ピアノの楽しさを教えてくれるこんなステキな曲を作ったのはいったい誰なのか気になるところですが、世界中で愛されている有名な曲にもかかわらず、作者不詳なのだそう。

 

ちなみに「ねこふんじゃった」は日本の曲名。海外では、犬、ノミ、アヒル、ロバの曲だったり、フランスでは「カツレツ」、スペインでは「チョコレート」といったおいしそうな曲名だったりするようです。

 

310日公開、ジャズに魅了された高校生の青春を描いた映画「坂道のアポロン」の西見 薫役でピアノを弾くHey! Say! JUMPの知念侑李さんは、まったくのピアノ初心者。楽譜も読めなかったけれど、指導してくれる先生の指を見て弾き方を覚えたそうです。もともとジャニーズ事務所のタレントさんですから「ダンスを覚えるのと一緒」だと語っていました。

 

もしかしたらピアノは見て覚える方が初心者には早いのかもしれません。譜面を読めない方、この方法ならピアノが弾けるようになるかもしれませんよ。

十一面観音の後ろの正面はどんな顔?

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寺ガール、御朱印ガールなど、神社仏閣の散策を楽しむ人たちが増えています。女性に限らず、静かなお寺や神社の空気は訪れるだけで身が清められる感じがします。また仏像と向き合うことで癒されたり励まされたり、自分を見つめるキッカケになる人もいるでしょう。仏さまの姿に芸術的な美を見つけるのも楽しみのひとつですね。

 

人気の仏像と言えば、天平の美少年・奈良興福寺の阿修羅像、東洋のミューズ・秋篠寺の伎芸天立像、アルカイックスマイル・中宮寺の菩薩半跏像などさまざまな仏さまがありますが、滋賀県向源寺の十一面観音立像もそのひとつ。エキゾチックなお顔立ち、美しくくびれた腰、スラリとしたプロポーションは、東洋のビーナスと呼ばれる所以です。

 

十一面観音さまと言えば、頭上に11個の顔があり苦しむ人を見つけるために全方位を向いていると言われる仏さま。このおごそかな十一面観音さまの真後ろのお顔はどうなっているかご存知ですか?実は大きな口を開けてめっちゃ笑っているのです。

 

頭上のお顔のうち、正面の3面は静かな菩薩面、左3面は怒った瞋怒(ふんぬ)面、右3面は牙を出した狗牙上出(くげじょうしゅつ)面、そして後ろの1面は暴悪大笑面といって、悪行を大笑いで改心させる顔、または最も邪悪なものを圧倒する力を表していると言われます。

 

向源寺の十一面観音立像は立ち居姿がとても美しいことから、収蔵庫を建設する際に見学に来た人が後ろも見られるように設計されており、ガラスケースにも入っていないので、同じ空間でゆったり観られるようです。

 

近くには桜の名所である高時川の堤防もあります。うららかな季節、お花見をしながら日本の彫刻史上最高傑作とも言われる国宝の美仏像が大笑いをしている後姿を一度拝見しに出かけてみてはいかがでしょう。

卒業時の第二ボタンの習慣はなぜ生まれたの?

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卒業のシーズンの思い出といえば?あげた、もらった第二ボタンという方もいるのではないでしょうか。卒業の時、女子生徒が好きな男子生徒の学ランの第二ボタンをもらうという習慣です。第二ボタンのみならず全部のボタンを取られたという伝説的モテモテ男子もいたようです。この習慣はいつからあるのでしょう?

 

昭和30年代に公開された「予科練物語 紺碧の空遠くという戦争映画からだという説があります。神風特攻隊として出撃を迎えた青年が、最期の別れに好きな人へ自分の軍服の第二ボタンをちぎって渡すというシーンがあり、ちょうどこの2人が中高生と同年代だったこともあって、その後、卒業という別れの日に好きな女性に学生服の第二ボタンを渡すという習慣が広まったと言われます。

 

なぜ第二ボタンかは、取っても着衣の乱れが少ないから、心臓に一番近い場所だからなど諸説あるようです。しかし、今の十代はこの習慣を知らない人も多いようです。というのも、今は7割がブレザーで、詰襟とセーラー服はわずか3割だから。

 

もともと陸軍の軍服から誕生したという詰襟の学ランは、国際社会となった今、戦争を連想させる服装として避けるようになったり、80年代ブームだった短ラン、長ラン、ボンタンといった変形をやめさせるためにブレンザーに代わったなどがあるようですが、何より個性が重要視される時代、オシャレな制服で少子化した学生の応募を獲得したいというのも大きな理由のようです。ブレザーとなった学校では、第二ボタンに代わってどこかのボタン、名札、ネクタイ、校章などになっているのだとか。

 

この春、ご卒業の方はおめでとうございます。形見ではなく、学生時代の素敵な思い出としてやり取りできる時代で良かったです。

歌舞伎の掛け声「○○屋!」って何?

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最近では若いファンも多い歌舞伎。外国人向けのイヤホンガイドもあり、海外からの旅行者人気も高まっています。歌舞伎というと、演目の途中のここぞ!という時に「成田屋!」「音羽屋!」などの掛け声が入りますね。これは役者さんの屋号。成田屋は市川團十郎、音羽屋は尾上菊五郎などと決まりがあります。

 

この屋号というのは、どこから来たのでしょう?それは昔の身分制度に関係するそうです。江戸時代に士農工商という身分制度があったのはご存知でしょう。この通常の民衆が良民とされるのに対し、更にその下に賤民と呼ばれて区別される階層がありました。穢多、非人と言われる人たちで、かつて役者は河原乞食という穢多に相当する低い身分でした。

 

ところが歌舞伎の人気が高まり経済力のある役者も出てきたことで、幕府は歌舞伎役者を良民と定めました。良民になったことで、表通りで商売をすることが許されるようになり、歌舞伎役者たちはこぞって化粧品屋、小間物屋、薬屋などを開き、その商いで使った屋号で呼ばれるようになったのだそうです。

 

市川家の成田屋のゆかりは、初代市川團十郎の父親が千葉の成田山新勝寺の近くの出身だったのと、成田山新勝寺の演目が大当たりしたことから来たそうです。毎年、節分に成田山新勝寺で市川家の歌舞伎役者さんたちが豆まきをするのはこんなご縁があったからなんですね。他の屋号も、出自や縁のある土地などに関係しているようです。

 

ところで、この屋号を呼ぶ掛け声は、誰が掛けているのでしょう?正式には決まりがなく、誰が掛けても良いものらしいのですが、演目の途中で大声を出すためタイミングが重要。演目の流れや知識を踏まえないとヤジのようになり他の観客の迷惑になってしまうため、基本的には「大向こうの会」という歌舞伎ファンのグループの会員さんがされているそうです。

 

ちなみに東京には、弥生会、寿会、声友会という3つの会があるとのこと。歌舞伎を見る機会があったら、絶妙のタイミングで入るこの大向こうさんの掛け声も楽しんでみてください。

ブルージーンズは毒蛇避けだった!?

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カジュアルファッションの代名詞とも言えるジーンズ。カラーデニムなどと呼ばれさまざまな色がありますが、定番はやはりブルージーンズですね。ジーンズはデニム生地を染めたものなので何色にでもできますが、どうして元々ブルーだったのでしょう?

 

最初にジーンズを作ったのはリーバイスの創業者のリーバイ・ストラウスさん。テントの生地を使い作業用ズボンとして作ったところ丈夫だと評判になり、ゴールドラッシュで沸いていた当時のアメリカで採鉱夫に広まったのだそうです。

 

初めは生成りの色だったのが、インディゴ・ブルーがガラガラ蛇除けになると言われたことから、ブルーで染められるようになったのだとか。どれほど効果があったのかは分かりませんが、ガラガラ蛇の恐怖にさいなまされていた採鉱夫たちにとっては、藁にもすがる思いがあったのかもしれません。

 

ところで、日本で初めてジーンズを履いたのは誰だかご存知ですか?それは、1902年芦屋市生まれの実業家 白洲次郎さんだと言われています。

 

民間人ながら、戦前から首相の側近として活躍し、戦後は占領軍と対等に渡り合い、時にはマッカーサーを叱りつけたことから、連合国側に「従順ならざる唯一の日本人」と言わしめた人。憲法改正やサンフランシスコ講和条約の締結にも力を尽くし、吉田茂首相が退陣すると風のように表舞台から去ったことから「風の男」とも呼ばれています。

 

カッコイイ生き方はファッションにも反映する。労働服だったジーンズも、こうした人が着ることで社会的価値が高められていったんですね。

 

2/17は白洲次郎さん、2/26はリーバイ・ストラウスさんの誕生日。お二人に敬意を表しカッコよくジーンズをはいて出かけましょうか。

ブスとは無表情は顔のこと?

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美しくない女性のことを「ブス」と呼んだりします。最近ではあまり聞かれませんが、それでも森三中の大島美幸さんのご主人である放送作家の鈴木おさむ氏が、自分たちの結婚生活を綴ったエッセイ「ブスの瞳に恋してる」はドラマやマンガにもなりました。漢字にすると「付子」。いったい何のことなんでしょう?

 

これは、トリカブトという植物の毒のこと。トリカブトというのは日本の山林に生えるキンポウゲ科の多年草で、育てやすく紫色の美しい花を咲かせることから、ホームセンターでも売られているそうなのですが、猛毒があり1gの葉でも致死量に至ると言われます。昭和61年にはこの毒を使ったトリカブト保険金殺人事件があり、記憶されている人もいるでしょう。

 

昔の人はこの毒を矢の先につけて狩猟をしました。この毒が入ると口や舌が痺れ、脳の呼吸中枢が麻痺してまったくの無表情になってしまうことから、表情のない美しくない人のことをブスと呼ぶようになったと言われます。つまり、ブスの定義としては、顔のつくりは関係ないということ。

 

顔かたちはどうであれ、ぶすっとせずに表情豊かな人は誰でもかわいいもの。バレンタインにはイキイキとした最高の笑顔美人で攻めてみてはいかが。

カルテの文字がミミズみたいな理由

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お医者さんが横文字で書き付けるカルテ。ニョロニョロとミミズみたいで素人が見ても何と書いてあるかさっぱり分かりません。それもそのはず、あれはドイツ語か英語だから。なぜわざわざ外国語で記すのでしょう?

 

それは、日本語の医学用語は難しい字が多いため。ミズボウソウは水疱瘡、ムシバは齲歯(うし)、クシャミは「噴嚏(ふんてい)」といった具合なのだそうです。

 

たくさんの患者さんを診察しながら素早く書き込まなくてはならないカルテに、こんな言葉を書いていたら時間がかかってしまいます。そこで、表音文字で素早く書ける横文字が使われているのだそうです。

 

例えば成人T細胞白血病ならALTで済みますから、何倍も早く済みます。また、患者さんにカルテを見られてもあまりはっきり知られないように、という配慮もあるようです。

 

今は電子カルテが普及し、病名が入力しやすくなったりまるごと転載ができるなどずいぶん便利になったようです。医師不足と言われる時代、効率化できるところは改善し、落ち着いて患者さんと向き合ったり専門を深める時間に充てられるといいですね。

お正月の遊びに込められた親の願い

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かつてお正月の子供の遊びといえば、凧揚げ、独楽回し、羽根突きがありました。これには意味があります。

 

諸説ありますが、凧揚げは、男子が生まれると無事に成長するよう祈りを込めて親が年の初めに凧を揚げた風習から。独楽回しは、クルクル回る姿からお金が回る意味をこめて縁起物とされたから。

 

羽根突きは、羽根の玉に使われるのが無患子(むくろじ)の実であったため「子供が患わ無い」という願いを込めて。また、羽根が落ちる時にとんぼ返りする=トンボは蚊を食べる=羽根突きをすると蚊に食われないという迷信もあったようです。

 

いずれにしろ子供が健やかに育つ親の願いが込められたものだったんですね。せっかくのお正月、お子さんの成長を願いつつ、親子で昔ながらの遊びを楽しんでみてはいかがでしょう。

なぜ電話では「もしもし」と言うの?

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電話での呼びかけの言葉と言えば「もしもし」です。でも普段の生活ではあまり使わないですよね。どうしてこの言葉が使われるようになったのでしょう?

 

電話交換が始まったのは明治23年。当時はまだ通話相手と直接話せる訳ではなく、電話交換手が間にいてかけた方と受ける方の番号をプラグでつなぐ作業が必要でした。かける人は、まず電話機の脇についたハンドルをグルグル回して電話交換手を呼び出します。交換手とつながったらかけたい相手の番号を伝え、交換手が相手の番号へプラグを刺し、さらにスイッチを押して「電話がかかっていますよ」と相手の電話機のベルを鳴らして知らせ、相手が出るとやっと通話ができるといった具合です。

 

この電話交換の公開実験記録を見ると、かけた人がまず「オイオイ」と電話交換手に呼びかけ、つないでもらって相手が出ると、ここでも「オイオイ」と呼びかけたと記されています。ずいぶん偉そうな言い方ですが、公開実験で電話をかける役となると、どこぞのお偉いさんだったのでしょうか。

 

電話が大衆に広まるにつれて「これからしゃべりますよ」と伝えるために「申します、申します」の意味の「もしもし」になったようです。「もしもしカメよカメさんよ」から始まる兎と亀の童謡が作られたのが明治34年なので、当時の人は普段から人を呼ぶ時に「もしもし」と呼んでいたことが伺われます。この名残が電話の呼びかけとして現代に残ったんですね。

 

遠くの人と瞬時に話せる電話はとても便利ですが、メールやSNSといったさまざまなコミュニケーションツールが発達した今、一方的にかかってきて自分の時間を奪われる電話を「時間のレイプ」と呼んで嫌う人たちもいます。親しき仲にも礼儀あり。相手へのお伺いを立てる気配りは忘れたくないもの。ましてや、いきなり「オレオレ」という人は相手にしないことですね。

燻製が保存食になるのはホルムアルデヒドのおかげ!?

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冷たい北風が吹く季節、落ち葉を集めた焚火を楽しむ方もいるのでは。でも焚火をすると、煙が目にしみて大変だったりします。これは木や草を燃やした煙の中に含まれるホルムアルデヒドやフェノールという成分のせい。

 

ホルムアルデヒドは接着剤や塗料などによく使われますが、これらを使った建材の家でめまいや頭痛などをもよおす症状をシックハウス症候群と呼び、今では使用制限されています。フェノールもフェノール樹脂としてプラスチックや染料に使われますが、いずれも人体に有害な物質。

 

でも逆に、これらが含まれる焚火の煙には殺菌、防腐の作用があることから、その成分を活用したのが魚や肉を煙でいぶして作る燻製です。燻製にすることで保存性が良くなり、風味も増すため昔から保存食などに活用されてきました。

 

ルムアルデヒドが含まれるなら燻製は体に悪いんじゃないの?と心配しなくても大丈夫。煙に含まれる成分はごく微量なので、通常に食べる分ぐらいなら人体に影響はないそうです。ただ、犬や猫などは人間より体も小さく化学物質に過剰に反応しますので与えない方が良さそうです。