燻製が保存食になるのはホルムアルデヒドのおかげ!?

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冷たい北風が吹く季節、落ち葉を集めた焚火を楽しむ方もいるのでは。でも焚火をすると、煙が目にしみて大変だったりします。これは木や草を燃やした煙の中に含まれるホルムアルデヒドやフェノールという成分のせい。

 

ホルムアルデヒドは接着剤や塗料などによく使われますが、これらを使った建材の家でめまいや頭痛などをもよおす症状をシックハウス症候群と呼び、今では使用制限されています。フェノールもフェノール樹脂としてプラスチックや染料に使われますが、いずれも人体に有害な物質。

 

でも逆に、これらが含まれる焚火の煙には殺菌、防腐の作用があることから、その成分を活用したのが魚や肉を煙でいぶして作る燻製です。燻製にすることで保存性が良くなり、風味も増すため昔から保存食などに活用されてきました。

 

ルムアルデヒドが含まれるなら燻製は体に悪いんじゃないの?と心配しなくても大丈夫。煙に含まれる成分はごく微量なので、通常に食べる分ぐらいなら人体に影響はないそうです。ただ、犬や猫などは人間より体も小さく化学物質に過剰に反応しますので与えない方が良さそうです。

街路樹にイチョウが多いのはなぜ?

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街路樹が色づく季節になりました。木々が鮮やかに紅葉すると、何気ないいつもの道が急にドラマチックに見えたりして生活を彩ってくれます。

2012年の国土技術政策総合研究所の調査によると、日本で街路樹として最も使われているのは、1位イチョウ(8.4%)、2位サクラ(7.7%)、3位ケヤキ(7.2%)、4位ハナミズキ(5.3%)、5 位トウカエデ(4.8%)とのこと。いずれも落葉樹ですね。

枯れ葉が散ると清掃が大変そうで、常緑樹の方が手間いらずで良さそうにも思えますが、春に芽生え、夏に茂り、秋に色づき、冬に散ることで季節の移ろいを目で楽しませてくれる落葉樹の方が、日本人好みなのかもしれません。

イチョウの木が人気なのは、街路樹は排気ガスに晒されたり固い地面に植えられたリと過酷な環境を強いられるため、強くて長生きするイチョウが適しているのだとか。また燃えにくい木なので、火災の際に燃え広がるのを防ぐ役目も果たしているそうです。ただ、秋になると銀杏が臭って掃除も大変ということで、最近はオスの木を植えるところが増えているようです。

花に花言葉があるように、樹木にも花言葉(木言葉)があります。イチョウは長寿、サクラは精神美、ケヤキは幸運、ハナミズキは華やかな恋、トウカエデは豊穣など。街に風情を与えてくれる木々たちは、こんな素敵な言葉も投げかけてくれていたんですね。街路樹が美しくおめかししているこの時期、ねぎらいの気持ちも込めて木々たちに会いに行ってみてはいかがでしょう。

小鳥遊、四月一日…クイズのような苗字

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日本人の苗字は約30万種類あると言われています。多い順で言うと、1.佐藤、2.鈴木、3.高橋、4.田中、5.伊藤、6.渡辺、7.山本、8.中村、9.小林、10.加藤となっているそうです。(参考:名字由来net https://myoji-yurai.net/prefectureRanking.htm)。

ずっと一番多いのは鈴木だと思っていましたが、時代と共に変わってくるものなんですね。

 

よくある苗字は読み間違いがなくていいですが、中にはとても難しくて読めない苗字があります。「一」と書いて(にのまえ)と呼ぶ苗字がドラマに登場した時は、なるほど〜と感心したものです。

 

ではこちらの苗字は読めますか?「小鳥遊(たかなし)」鷹がいない=小鳥が安心して遊ぶから。「月見里(やまなし)」山がないため月がよく見えるから。四月一日(わたぬき)」温かくなり綿入れの着物ではなくなるから。「八月一日(ほずみ)」旧暦の81日(今の920日頃)に稲穂を積んで神に捧げる習慣があったから。「栗花落(つゆ)」梅雨の入り頃に栗の花が落ちるから。…まるでクイズのようです。

 

他にも「○(まる、まどか)」漢字で麻呂や丸を書くのが面倒で○記号で略しているうちに名前として通用するようになった、などがあります。「、(しるす、しるし、とどむ)」これも略しているうちに定着したと思われます。読みやすく、呼びやすく、覚えやすいのが良い名前かと思ってしまいますが、なぜこんな難解な苗字が生まれたのでしょう?

 

かつて名前は、人に呼ばれたり書かれたりしてはいけないものだったそうです。古代信仰によると、名前を知られて呼ばれる=盗まれる、支配される、殺されることと思われていたため、すんなり読めないようにしたのだとか。

 

かつて武士の名前は、氏名(うじな)+苗字+諱(いみな)+字(あざな)で正式な名前とされていました。さらにそこへ幼名や通称名などがあったので、名乗り方はけっこういろいろだったようです。戸籍がなかった時代、庶民はもっと自由に呼び合っていたのでしょう。もし自由に名前を変えられるなら、あなたはどんな名前にしたいですか?

ハンサムは誉め言葉ではない!?

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時代と共に移り変わる言葉。流行のサイクルが激しい時代、死語となっていくスピードも早まっているように思います。カッコイイ男性を指す「色男」なんて言葉もそのひとつ。

 

かつては「色男、金と力はなかりけり」などと言われたものですが、今ではあまり使いませんね。その後の「ハンサム」ももう古臭い感じがして、今はもっぱら「イケメン」でしょうか。イケメンはイケてるメンズだと分かりますが、前の2つの由来は何なのでしょう?

 

色という字は象形文字から来ていて、巴は人がひざまずく姿、その上のワは人、つまりひざまずく人の上に人が乗っているという、メイクラブの形なのだそうです。ここからモテる男性のことを色男と呼ぶようになったのだとか。「色っぽい女」などで使われる「色」も同様です。

 

「ハンサム」というのはhandsomeから来ていて、hand(手)でsome(〜しやすい)、つまり手で扱いやすいという意味から女性を手玉に取れるような顔立ちのいい男性という意味らしいです。どちらもあまり誉め言葉ではなかったんですね。

 

実は「イケメン」も既に死語になっているという説が。どこぞの若い子たちの間ではイケてる人のことを「池様」、イケてない人は「沼」と呼んでいるそうです。他にも「超」、「ヤバイ」を使っているのはアラサーだけで、今は「やばば」だという説があったり、意味もなく「卍(まんじ)!」と言う人たちがいたり。SNSのおかげで、一部のグループで使われている言葉が使いやすくおもしろければ全国区になり、そうでもなければ内輪の隠語で終わるということなのでしょう。

 

かつて「チョベリバ」と言っていた人たちも今は30代中頃。使っていた言葉によって年齢が分かる、おもしろい時代になっています。

明治の客車の窓ガラスに白線が入っていた理由

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今も昔も人気の鉄道。近年は男性ファンだけでなく、鉄子と呼ばれるコアな女性ファンも登場し、ひとつのカルチャーカテゴリーになっています。そんな鉄道が誕生したのは明治5年。品川―横浜間で仮営業をスタートしたのが新暦で612日、正式に開通して式典が行われたのが1014日。これを記念して毎年1014日は「鉄道の日」とされています。

 

汽車に初めて乗った当時の人たちは、下駄や草履などの履物をホームに脱いだまま乗ってしまったり、開通当初は列車内にトイレがなかったため、停車中に駅のトイレへ駆け込むのが間に合わずそそうしたりと珍事件が勃発していたようです。

 

ある時など、汽車に乗っていた男性が窓の外に広がる景色に見とれて、窓ガラスがあるのを忘れて思い切り身を乗り出して頭をぶつけ、ガラスを割ってしまったこともあるそうな。汽車だけでなくガラスも珍しかった時代、こうした事故を防ぐため、それからしばらくは窓ガラスの人の目の高さに、白い横線を一本入れていたそうです。大宮の鉄道博物館にある当時の客車の実物大模造にも、確かに窓に白い横線が入っています。せっかくのキレイな景色が見づらくなってしまいますが、安全優先だったのでしょう。

 

今は当たり前になった電車。乗客の多くは下を向いてスマホを見ています。たまには顔を上げて車窓に広がる景色をのんびり眺めてみてはいかがでしょう?空がきれい、季節の花が咲いているなどの発見があり、気ぜわしい今の時代ならではのひとときの贅沢が味わえるかもしれませんよ。

電話だと聞こえない音がある?

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実際の音だとちゃんと聞こえるのに、電話を通してだと聞こえない音というのがあります。

 

よく言われるのが鈴虫の音。人間が音として聞き取れる周波数は約20ヘルツ〜2万ヘルツですが、電話の周波数は3003400ヘルツ。これに対し、鈴虫は4000ヘルツ以上だから電話を通してだと聞こえないのだそうです。

 

電話には人の声が良く聞こえるように、不要な音をカットする機能が付いています。コオロギ5000ヘルツ以上、キリギリス8000ヘルツ以上、セミも4000ヘルツ以上なので聞こえません。ですので、電話口できれいな虫の音を聞かせたいと思っても、それは伝わらないのです。

 

楽器のピアノやピッコロも高音域は聞こえないとのこと。また、人の声でもたまに電話だと聞き取りにくいことがあります。小声という訳でもないのに聞き取りにくい。それは低い声の男性に多いようで、300ヘルツ以下になっている可能性があります。そういう時は、のどを広げちょっと高い声で話すといいそうです。

 

駅のホームから電話をかけると、ベルやアナウンスの音でホームにいる側はうるさくて聞こえないけど、別の場所にいる相手はそうでもない、ということがあります。これも、音によって電話では伝わっていないからなんでしょうね。

サバイバルで必要なもの

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無人島にひとつだけ持っていけるとしたら何を持っていく?なんてよく言いますよね。あるアンケートによると、1/ナイフなどの刃物、2/最愛の人、3/携帯電話、4/ラジオ、5/本・マンガ…となっています。なるほど、何もない無人島に滞在するならどれも捨てがたいと言えます。

 

でも本気で無人島滞在を想定するなら、忘れてはいけないものがあります。それは真水。人間は食糧がなくても23週間ぐらいは生きられるようですが、水なしでは35日しか生きられないからです。水さえあれば40日間は生きられると言っている人もいます。

 

無人島で周りが海なら水はいくらでもありますが、海水では人は生きていけません。海水に溶けている塩分濃度はだいたい3.13.8%、それに対し人間の体に含まれる塩分濃度は0.9%ぐらい。海水の方がかなり濃度が高いため、人間が海水を飲むと、体内の塩分濃度を下げ、ますます真水が必要になってしまうのです。

 

海水を沸騰させて水蒸気を集め真水にする方法もありますが、これには火が必要です。つまり、真面目にサバイバルを考えると、まず必要なものは水と火ということになります。

 

人の欲求を段階で表したマズローの欲求5段階によれば、最低限の欲求が1.生きていくための基本「生理的欲求」、次が2.安心・安全な暮らしをしたい「安全欲求」、3.仲間が欲しくなる「社会的欲求」、4.他者から認められたい「尊厳欲求」、5.能力を活かして創作活動などをしたい「自己実現欲求」と進化していきます。先ほどのアンケートにあった物は、生命の危険がなく、安心に暮らせて、仲間がいて初めて役に立つもの。世界では生理的欲求も安全欲求も叶えられていない場所があることを考えると、私たちが当たり前に暮らしている今の社会は、かなり高度なレベルと言えます。

お地蔵さんは弱きを助ける正義の味方の元祖?

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今でもふとした通りで見かけられるお地蔵さん。昔から身近な仏様として親しまれてきました。おばあちゃんの原宿と呼ばれる巣鴨も、とげぬき地蔵と江戸六地蔵尊に守られ、巣鴨地蔵通りとして賑わってきた場所です。

 

お地蔵さんは正しくは地蔵菩薩という仏様。お釈迦様が亡くなってから567000万年後に弥勒菩薩が現れるまで、仏のいなくなった世界で救いの手を差し伸べてくださるというありがたい存在です。そんな仏様なのに、よく赤ちゃんのようなよだれかけや頭巾、帽子を身に着けているのはなぜでしょう?

 

元々は僧侶の姿だったのが、子供の守り神として信仰されるようになり、子供が身に着けるよだれかけや帽子を着せるようになったと言われています。

 

幼くして親より先に亡くなった子供は、三途の川のほとりにある賽の河原で親の功徳のために一生懸命に石を積みますが、鬼が来て壊してしまう。そこに地蔵菩薩が現れて子供を救うという話が中世から伝わっています。地蔵菩薩は、この世で最も弱いものから救済するという考えからこうした話が生まれ、子供の守り神となっていったのでしょう。

 

お地蔵さんが子供の姿をしているのも、小さな子供を亡くした親がわが子の姿を重ねて作ったのが始まりかもしれませんね。

蚊取り線香の器はどうしてブタ?

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かつて夏の風物詩と言えば、花火、スイカ、うちわ、そしてどこの家庭にもあった蚊取り線香を入れるブタ形の容器・蚊遣りブタ。今でもちょっとレトロなシーンなどに登場します。この蚊遣りブタ、どうしてブタの形になったのでしょう?

 

一説には、蚊に困っていた養豚場が、蚊避けのために筒状の容器に蚊取り線香を入れて焚いていたのを、煙の量を調節するため口を絞るなどして工夫しているうちブタの形になり、焼き物で有名な愛知県の常滑焼が土産物として販売したところから広まったと言われています。でも蚊取り線香が生まれたのは明治に入ってから。しかし江戸時代後期の武家屋敷跡から蚊遣りブタが出土しているらしく、その頃から既に使われていたことが伺われます。

 

蚊取り線香が生まれる前は、蚊避けとして松や杉などの木を焚いていました。殺虫力はありませが、煙で燻して追い払っていたそうです。養豚は江戸時代から行われていたので、養豚場の話が事実なら、使われたのも蚊遣り木というのが正しいのかもしれません。

 

今は煙の出ない電気式のリキッドタイプ、マットタイプなどさまざまな蚊取り器があり、形もスタイリッシュになりました。時代と共に消えていく物が多い中、未だに生き残り愛され続けている蚊遣りブタ。忙しい現代人にとっては蚊を取る道具というより、コロンとした丸い姿と大きく口を開けたちょっとおマヌケな顔が、癒しの存在として受け入れられているのかもしれませんね

白黒チェッカー柄をなぜ市松模様と呼ぶの?

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2020724の開催まであと3年となった東京オリンピック・パラリンピック。当初はすったもんだあったエンブレムもかなり見慣れてきた感があります。このエンブレムに使われた市松模様は、もともと歌舞伎の衣装から来ているとうことはご存知ですか。

 

江戸時代、かなりイケメンだった佐野川市松という歌舞伎役者が「心中万年草」という演目の中で身に着けた袴が紺と白の碁盤縞だったことから、この柄を取り入れた浴衣や帯が女性ファンの間で大流行し、彼の名前を取って市松模様と呼ばれるようになったのだそうです。

 

すると他の役者ファンたちもこぞって贔屓の役者の柄を取り入れた浴衣を着るようになり、江戸の町では競い合いがヒートアップしたのだとか。自担と同じものを身につけたいというファン心理はいつの時代も変わらないんですね。

 

こうしたブームを受けて役者さんたちも、衣装のデザインや配る手ぬぐいの柄などのセンスを競い合い、いわゆる歌舞伎柄と呼ばれる浴衣柄が誕生しました。3つの黒い枡を重ねたような市川團十郎の三枡、太い線と細い線を交互に重ねた松本幸四郎の高麗屋縞、4本線と5本線の格子の中にキと呂の字を配した菊五郎の菊五郎縞などがあります。

 

上方は大柄で華やかな雅を好んだのに対し、江戸はシンプルイズベスト。無地、縞、小紋を粋とし、色も黒、茶、グレー、ベージュという雀の羽色を好んだと言われています。いわゆるモノトーンですね。こうしたシンプルな柄は時代に左右されず、今でも洋服やインテリアファブリックなどに使われ愛されています。東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムも日本的でありながら斬新に見えるのはそうした理由なのでしょう。

 

3種類の四角形を組み合わせた紺色の組市松紋のエンブレムには、多様性と調和の意味が込められているそうです。海外から訪れる様々なお客様に、さり気なく、でも粋な心配りでおもてなししたいものです。